「新生活」鍵屋さんによる合鍵作製のススメ!損をしない、トラブル回避のポイント!
はじめに
一人暮らしを始めるタイミングは人それぞれです。春には新生活をはじめる方も多く合鍵のご依頼も増える季節です。
今回は特に賃貸での新生活を始める方に向けて初めに合鍵を作ることをオススメしています!
なぜ合鍵が必要なのか?
内容をご覧になって、ぜひ合鍵の作製をお願いします!
鍵本数、契約内容のご確認ください
新生活を始めるにあたり、もちろん契約を行ってからの入居となりますよね。
その際に借主に「お渡しした鍵の本数」というものが記載されています。その本数の確認が必要です。
「純正キー」が 〇本
「スペアキー」が 〇本
であるかの確認をしておいてください。この本数が足りなくなると
「退去時に鍵交換代を請求されます」
鍵の本数が足りない、ということは盗まれたなど他者の侵入の可能性が出てしまいますので、借主の負担での鍵交換になりますよね。
退去時なのか入居時なのか、契約内容によっては違いがあると思いますが、契約した本数より少ないのはなんらかのペナルティを負うことに繋がります。
純正キーとはなにか?
純正キーとは、鍵の交換時についてくる「メーカー名」記載のオリジナルの鍵のことです。上記の画像の場合は「GOAL」の純正キーになります。
メーカーによって作られた鍵は工場出荷時と同じ機械で作製されているため、スペアキーの作製精度の信頼性が高いです。
スペアキーとはなにか?
スペアキーとは「メーカー名」の記載がない鍵屋さんで作られた鍵です。上記の画像には「合鍵の識別番号」が記載されています。
鍵屋さん専用の汎用機械で作製します。純正キーを元に置き、同じようになぞってコピーします。スペアキーは元のカギの精度次第で鍵穴と合うかどうかが違ってきます。
スペアキーを、すり減った鍵を、折れた鍵を、元にしてスペアキーを作る際は精度の信頼がないため、作製を断られる場合があります。
当店では、注意点を説明したうえで作製を行っています。
カギ本数の増やし方
〇純正キーを増やす場合
場所:かぎやさん・管理会社・インターネット
納期:2~4週間のメーカー取り寄せ
必要なもの:純正キー本体(合わせてセキュリティカードが必要な場合もあります)
〇スペアキーを増やす場合
場所:鍵屋さん
納期:店頭で、5~15分程度
必要なもの:もとにする鍵
カギ交換代を負担してしまう例
「引っ越しだー!退去の連絡も終わって来週には新しい土地で大ブレイクだいっ!」
「そういえば鍵を1本失くしたことがあったなぁ、退去前に作っておくか。」
「純正キーの取り寄せには2週間以上かかり、間に合わない!」
「そもそも純正キーをすべて紛失しており増やすことができない!」
→鍵交換代を負担
〇万円を無駄にしてしまいましたとさ。。。
私自身大学生のとき、スペアキーは契約本数以上あるのに、純正キーが契約本数より1本足りないことで¥16500₋出費したことがあります。鍵屋になる前の苦い思い出です
無駄な出費を減らす解決策!
①そもそも鍵をなくさない
自信がある方限定、そもそも保険とは失敗しなければ、全くの無駄なのだ!
②事前に合鍵を作製する
当店のオススメ方法です。普段の生活には増やしたスペアキーを使用することで、契約した本数を維持します。
③大家さん、管理会社と仲良くなる(非推奨)
交渉術に長けた方に、「鍵をなくしたくらい大目にみてくださいよ~」「そもそも契約はしていませんよ~」などなど
私には無理です
インターネットの問題点(純正キーを増やす場合)
近年インターネット対応での純正キー作製を請け負っている会社もあります。法律的になんら問題はない行為なのですが、鍵の番号だけなので、他人でもあなたの鍵を作れる可能性があります。もちろん犯罪を犯す人間が悪いのは前提とはなりますが、インターネットという作製しやすい環境は犯罪を誘発させやすいと考えています。当店では対面での純正キーの受付を行っており、未然に犯罪を防ぐ効果もあるとの思いです。あらかじめご了承ください。
まとめ
この記事では、鍵屋の視点から、余計な出費をしない新生活のオススメをさせていただきました。合鍵をスペアキーを作製するメリットはたくさんありますが、今回は賃貸の新生活での注意点となりました。変な出費や大家さんとのトラブル回避のためにも「保険として」スペアキーの作製はおすすめですよ。