ECCOスニーカー風革靴のオールソール交換～加水分解もあきらめない～
bitkun加水分解ってなに？
スニーカーなどが流行っており、「加水分解」という言葉も広まっていますね。何かだめなことというのはわかると思いますが、具体的にどうなるのかというと「靴底が砂みたいにボロボロ崩れる」「ねちゃねちゃして割れる」ということが多いですね。
もっとわかりやすいものもありますが、今回はこれくらいです。すり減ったのではなく、ぼろっと崩れおちたような感じです。
加水分解の疑いがあるものは、
屈曲部分をぐいーーーっと曲げる
少しだけ散歩してみる
などを行うと、崩れたり、割れたり、症状が出ることがあります。
加水分解したものは修理できる？
加水分解したお靴も修理できます！
今回はこんな感じです！
びふぉー
あふたー
サイドテープもしっかり再現しているところがミソです！
ソールもビブラムソールになってグレードアップできています！
加水分解のソールって。。。
正直言って、長く置いておいただけで、ボロボロになるなんて絶対嫌ですよね？私も同意です。加水分解するソールというのは、一概にどんな素材を使われているかというと、ウレタンとかポリウレタンとかTPUとか、断定は難しいんです。でも基本的には、軽くてクッション性の良い丈夫な素材なんです。ただ欠点として加水分解するという。笑
ここで修理屋さんとして気にしていることは、ゴムは基本、頑丈ですけど重いんです。クッションも少なめ。でも格好よい。
加水分解した靴は軽くてクッション性が良いんです。
ゴムに交換したら履き心地悪いて言われるかな？なんて
なので私は修理にはスポンジソールをオススメすることが多いですね。ビブラムのカッコいいゴムソールはいっぱいあるんですけどね。靴のデザインによって考えますけど、大半はスポンジ系のソールになります。最近はスポンジ系でも耐久力のあるものが増えていますしね！
